日本における男性グループの歩み
 
                                                            (年表作成・中村彰)

          
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*グループは「現在、休会中」を含む

1976年(昭和51年)
・「男」(「読売新聞」大阪本社・西部本社版 朝刊社会面)連載始まる(76年1月〜3月) のちに連載記事を出版

1977年(昭和52年)
・「男の子育て」を考えるシンポジウム(10月 東京)

1978年(昭和53年)
・「男の子育てを考える会」発足(4月 東京)

1980年(昭和55年)
・「男も女の育児時間を!連絡会(育時連)」発足(6月 東京)
    
1988年(昭和63年)
・「男も女の育児時間を!関西連絡会(関西育時連)」発足(12月 京都)
・「アジアの買売春に反対する男たちの会」発足(12月 東京)

1989年(平成元年)
・「アジアの買売春に反対する男たちの会・大阪」発足(6月 大阪)
・「男性学元年」(「読売新聞」大阪本社版朝刊家庭面)の記事で、男女共同参画の男性側の動きが紹介される(8月)
・「日本女性学研究会」が「討論会・男はフェミニストになれるか」(9月 大阪・豊中働く婦人の家)開催
・男性向け講座「花婿学校」始まる(9月・東京) いい男になるための生き方講座

1990年(平成2年)
・「男の男による男のためのシンポジウム 『男らしさ』にとらわれない生き方あそび方」(9月 大阪・大阪市立北区民センター)を「男も女も育児時間を!関西連絡会(関西育時連)」を中心にして開催
・「男性改造講座」始まる(9月 東京・足立区女性総合センター) 自治体の男性向け講座のさきがけ
・シンポジウム「男も取りたい育児休業」(12月 大阪・大阪市立婦人会館)を「男も女も育児時間を!関西連絡会(関西育時連)」「日本女性学研究会」ほかが開催 『報告書』も刊行されている

1991年(平成3年)
・「メンズリブ研究会」発足(4月 大阪)
・「男も女も育児時間を!関西連絡会(関西育時連)」が「第1回日本父親大会」(9月 大阪・大阪市立婦人会館)を開催
・「よろず男の相談室」(「京都新聞」朝刊ホーム面)連載始まる(91年11月〜93年2月)

1993年(平成5年)
・「男の止まり木」(「京都新聞」朝刊ホーム面)連載始まる(93年2月〜93年12月)

1994年(平成6年)
・「メンズリブ・フォーラム岡山」発足(2月 岡山)
・「フォーラムCity Net'94 −女性政策と自治体職員」(12月 東京)第2分科会「男が語る男性問題・女が語る男性問題」足立区女性センター職員が呼びかけた自治体職員自主勉強会 メンズセンター・スタッフが参画した

1995年(平成7年)
・「メンズリブ東京」発足(4月 東京)
・「男性学への招待」講座始まる(5月、大阪市立婦人会館) 96年3月まで1年間全30回の講座 
・ドーンセンター特別相談「男の悩みホットライン―男性のための電話相談」(9-10月 大阪・ドーンセンター)にメンズリブにかかわる男たちが相談員をつとめる
・「メンズセンター」開設(10月 大阪)メンズリブ研究会を改組して誕生。
・メンズセンター開設記念講演会(10月 大阪・ドーンセンター)
・「『男』悩みのホットライン」(相談電話06-6945-0252)開設(11月 大阪)第1第2第3月曜、19時-21時
・朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞、中日新聞、中国新聞、信濃毎日新聞、ジャパン・タイムス、京都新聞、神戸新聞などで、メンズセンターの活動が紹介された(9月‐11月)
・テレビ大阪、ラジオ関西、NHKラジオ、ラジオ大阪、岐阜放送ラジオ、朝日放送ラジオ、大阪セントラル・ケーブル・ネットワークなどの報道番組で、メンズセンターの活動が紹介された(9月‐12月)
・シンポジウム「男らしさのそん(損)?」(11月 大阪・ドーンセンター 主催・メンズセンター)
・NHKテレビの報道番組「おはよう日本」で、メンズセンターの活動が紹介された(12月)
(このころから日本各地で男性グループが誕生するようになった)

1996年(平成8年)
・「現代社会における男女共生の可能性―ジェンダー・アプローチ」をテーマに「立命館大学土曜講座」が開催され、メンズセンター・スタッフが対談(1月 京都・立命館大学))
・NHKテレビの「生活ほっとモーニング」の特集「長続きする夫婦の秘けつ〜盛況、男性セミナーに通う夫〜」で、メンズセンターの活動が紹介された(3月)
・メンズセンター編『「男らしさ」から「自分らしさ」へ』〔かもがわ出版〕出版(6月)
・「人生相談・男もつらいね」(8月‐12月、「朝日新聞」大阪本社版夕刊)の回答者をメンズセンター・スタッフが担当
・ チェック・ターナーさん(エマージ)を招き、講演とシンポジウム「暴力的な男はなぜ生まれるのか」を「メンズセンター」「女性に対する暴力と闘う会」「京都YWCA」が共催(10月、京都・京都YWCA) 
・第1回 「男のフェスティバル」開催(11月 京都・京都教育文化センター 主催・実行委員会)

1997年(平成9年)
・「男はつらいよ」(「中国新聞」朝刊家庭面)連載始まる(97年1月〜98年8月) テーマ「妻の王国」「破局のあとさき」「いつしか非婚」「長男の重荷」「夫婦は通じるか」ほか のちに『妻の王国』『男が語る離婚』などのタイトルで出版
・中村彰・中村正編『男がみえてくる自分探しの100冊』〔かもがわ出版〕出版(2月)メンズセンター「メンズ・スタディーズ研究会」メンバーによる著作である
・「第31回日本民族学会研究大会」(5月 大阪・国立民族学博物館)でグループ発表「男の性と生を考える−研究と実践の現場から− 」を持ち、メンズセンター、メンズリブ東京ほかのメンバーが報告
・メンズセンター編『男たちの「私」さがし』〔かもがわ出版〕出版(6月)
・ 第2回 「男のフェスティバル」開催(9月 大阪・ドーンセンター 主催・実行委員会) 特別分科会「メディアがとらえた男性問題」「こうすればいかがですか、男性問題啓発プログラム」
・「大阪市立婦人会館35周年ワークショップ」において分科会「男の井戸端会議」をメンズセンターが開催
・メンズセンター・スタッフによるリレー・エッセイ「さよなら男らしさ」を『週刊金曜日』に連載(10-12月)

1998年(平成10年)
・「目からウロコの会」発足(1月 新潟)
・第3回 「男のフェスティバル」開催(9月 東京・足立区女性総合センター 主催・実行委員会)
・「メンズリブ神奈川」発足(4月 神奈川)
・「メンズリブ福岡」発足(10月 福岡)
・「ドーン・フェスティバル」(11月 大阪・ドーンセンター)の分科会「男の非暴力ワークショップ」をメンズセンター「男の非暴力研究会」が担当
・「第71回日本社会学会大会」(11月 兵庫・関西学院大学)で、「性・ジェンダー2」分科会を持ち、メンズセンター「メンズ・スタディーズ研究会」メンバーが報告

1999年(平成11年)
・「DV防止プロジェクト」発足(2月 東京)「男の非暴力ワークショップ」を実施
・メンズセンター「男の非暴力研究会」が大阪府男女協働社会づくり財団と共催「男の非暴力ワークショップ(全6回)」を開催(5−6月 大阪・ドーンセンター)
・第4回 「男のフェスティバル」開催(9月 京都・京都府女性総合センター 主催・実行委員会) このなかで「シンポジウム・メンズリブの10年」を実施
・NHK大阪放送局(テレビ)の報道番組「発信基地99」の特集「あなたの居場所ありますか?」でメンズセンターほか男たちの取り組みが紹介された(9月)
・メンズセンターは大阪市から男女共同参画社会の実現に貢献した団体と認められ「1999年度きらめき賞」の贈呈を受けた(10月 大阪)
・「男のあり方を問う会」発足(11月 東京)

2000年(平成12年)
・ドーンセンター特別相談「男の悩みホットライン なぜ、女性に暴力をふるってしまうのか?」(2月 大阪・ドーンセンター)にメンズセンターおよび「男」悩みのホットラインのスタッフが相談員をつとめる
・ メンズ・サポート・ルーム発足(5月 京都) メンズセンター「男の非暴力研究会」を改組して独立、「男のための非暴力ワークショップ」を引き継ぐ
・ 『男性雑誌とジェンダー』〔メンズセンター〕を刊行(6月) メンズセンター「メディアの男性像プロジェクト」による男性雑誌分析の報告書である
・「女性学・ジェンダー研究フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)の分科会で「男性雑誌とジェンダー」をメンズセンターが担当
・メンズセンター編『男の子の性の本』〔解放出版社〕出版(9月)
・第5回 「男のフェスティバル」開催(9月 兵庫・ 宝塚市立女性センター 主催・実行委員会)
・第17回「日本女性会議2000津」(11月 三重)の「第7分科会:男性 男が語る男女平等:本音で話そに」にメンズセンター・スタッフがシンポジストとして参加
・「ドーン・フェスティバル」(11月 大阪・ドーンセンター)の分科会「男性雑誌とジェンダー」をメンズセンター「メディアの男性像プロジェクト」が担当
・「すてっぷオープニング2000」の分科会「男性雑誌とジェンダー」をメンズセンター「メディアの男性像プロジェクト」が担当(11月 大阪・とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ)

2001年(平成13年)
・第1回ローズWAMまつり(2月 大阪・ローズWAM)の分科会「男性雑誌とジェンダー」をメンズセンター「メディアの男性像プロジェクト」が担当
・男性の非暴力宣言(ホワイトリボンキャンペーンの創始者であるマイケル・カウフマンさん(カナダ)が来日され、愛知淑徳大学ジェンダー・女性学研究所、名古屋市女性会館、兵庫県立女性センター、フォーラムよこはま、東京ウィメンズプラザ(日本女性学会有志他)、北九州市立女性センターで講演をされた。メンズセンター・スタッフパネリストとして参画。(3月29日〜4月8日)
・「女性学・ジェンダー研究フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)で分科会「21世紀のメンズリブへ」をメンズセンターが担当
・シンポジウム「身体から性を再考する」の開催にあたりメンズセンターが実行委員会に参画(8月 大阪・ドーンセンター)
・第6回 「男のフェスティバル」開催(9月 福岡・福岡市立女性センター 主催・実行委員会) 公開シンポジウム「あたらしい男」にメンズセンターおよびメンズリブ福岡のスタッフがシンポジストをつとめる
・「第5回日本ジェンダー学会大会」(9月 京都・華頂短期大学)が大会テーマ「男性というジェンダー」で開催され、メンズセンター・スタッフほかが報告
・「世界女性文化会議・京都2001」(9月 京都・国立京都国際会館)における分科会「男性の意識改革」でメンズセンター・メンバーがシンポジストとなる
・「メンズサポートふくおか」発足(11月 福岡)「男の非暴力ワークショップ」を実施

2002年(平成14年)
・第7回 「男のフェスティバル」開催(9月 大阪・クレオ大阪中央 主催・実行委員会)
・「大阪市立総合生涯学習センター オープニング市民持込企画」の分科会「男の気持ちを語りませんか―自分見つけワークショップ」をメンズセンターが担当

2003年(平成15年)
・「おとこのちょっと寄り道講座」(1〜2月 大阪・大阪市立総合生涯学習センター)
・なにわネット企画「ええもんみつけよ!豊かな高齢社会へエンパワメント」(「高齢社会をよくする女性の会・大阪」とジョイント事業)。メンズセンターの担当は参加型講座B「 "おとな"その多様な生き方を検証・自分らしく生きるために」(2-3月 大阪・ドーンセンター)
・「女性学・ジェンダー研究フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)で分科会「おとこのちょっと寄り道講座報告」をメンズセンターが担当
・第8回「男のフェスティバル」開催(9月 愛知・つながれっと名古屋 主催・実行委員会)
・第20回「日本女性会議2003おおつ」(10月 滋賀)の「第8分科会:男性・女性 男らしくよりも自分らしく」にメンズセンター・スタッフがシンポジストとして参加
・講演会「マイケル・カウフマンさんを囲んで〜ホワイトリボン・キャンペーンに学ぶ〜」(11月 東京・国立オリンピック記念青少年総合センター)をきっかけに、「暴力を選ばない男になろう」と呼びかける運動始まる(「ホワイト・リボン・キャンペーン日本」東京)

2004年(平成16年)
・大阪市「男性相談」はじまる(2004年4月から2006年3月までメンズセンターが大阪市から委託を受ける)
・「男女共同参画のための女性学・ジェンダー研究・交流フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)で、企画委員ワーク「男女共同参画でひろげる男の生き方」にメンズセンター・スタッフが参加
・「男女共同参画のための女性学・ジェンダー研究・交流フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)で分科会「メンズセンター10周年に向けて〜進捗と課題」をメンズセンターが担当
・「メンズ・リブ・フォーラム札幌」発足(9月 北海道)
・第9回「男のフェスティバル」開催(9月 香川・高松市生涯学習センター 主催・実行委員会) 基調講演「男女共同参画でひろげる男性の生き方」  シンポジウム「日本の男性運動の成果と課題」ほか
・北京JAC全国シンポジウム(10月 大阪・ドーンセンター) で分科会「日本における男性運動の10年〜進捗と課題」をメンズセンターが担当
・シンポジウム「メンズセンター10周年に向けて〜進捗と課題 男たちの私さがし」を開催(11月 京都・ウイングス京都  主催・メンズセンター)

2005年(平成17年)
・シリーズ講演会「女も男も輝いて生きる」(第1回「男の現状 本音でポロリ」)メンズセンター・スタッフが報告(1月 愛知・名古屋市女性会館)
・第5回ローズWAMまつり(2月 大阪・ローズWAM)で分科会「日本における男性運動の10年〜進捗と課題 男たちの私さがし」をメンズセンターが担当

メンズセンター10周年記念連続シンポジウムの記録集『男女共同参画社会でひろげる男の生き方』(メンズセンター)を刊行(5月)
・「男女共同参画のための女性学・ジェンダー研究・交流フォーラム」(8月 埼玉・国立女性教育会館)で分科会「男性運動の成果と課題」をメンズセンターが担当
・第10回「男のフェスティバル」開催(9月 大阪・ドーンセンター 主催・メンズセンター) シンポジウム「男性運動の10年」分科会「男のネットワークを作る」「『男』悩みのホットラインの10年」ほか

2006年(平成18年)
・「男」悩みのホットラインが10年の歩みを機に、「男」悩みのホットライン編『男の電話相談 男が語る・男が聴く』〔かもがわ出版〕を出版(1月)
・メンズセンターが、大阪府知事から、男女共同参画の分野の功労団体として、「憲法記念日知事表彰」の表彰を受ける(5月)
・浄土真宗大谷派(東本願寺)が男性に向けた男女共同参画情報誌『メンズあいあう』を創刊(6月)
・ファザーリング・ジャパンが活動を始める。



2007年(平成19年)

・「第41回日本文化人類学会研究大会」(6月 名古屋・名古屋大学)で分科会「男性運動と男性性研究への学際的アプローチ―現状と課題」を持ち、メンズセンターほかのメンバーが報告
・男の井戸端会議シリーズ「シングル男性のステキな老後」(全3回) (6月〜8月 大阪・ドーンセンター 主催・メンズセンター 協催・ドーンセンター)

2008年(平成20年)
・第11回「男のフェスティバル」開催(9月 大阪・とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ 主催・メンズセンター&すてっぷ) トーク&トーク「自分、個で生きれるん?」テーマ展示「男の生き方」分科会「考えよう、男たちに何ができるか〜少年と男性に対する性的虐待」「『強さ』を再考しよう!!」「自分のエンディングを考える」ほか

2011年(平成23年)
・内閣府パープルダイヤル(男性相談部門)2月〜3月(2か月におよぶ継続相談事業にメンズセンタースタッフが参画。
・大阪府 男性向け 特設電話相談開設にメンズセンタースタッフが参画。


2012年(平成24年)
・ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIの活動始まる(8月)。



2013年(平成25年)

・『地方自治体等における男性に対する相談体制整備マニュアル』(内閣府男女共同参画局、平成25年3月)の作成に、メンズセンターのスタッフがかかわる。
・ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIが第1回ホワイトリボンキャンペーン公開学習会を開催(6月)。
*以降、継続的に開催されている。


2015年(平成27年)
・講演とシンポジウム「親密な関係における暴力をなくすために―男性・若者に非暴力の輪を広げる」(関西大学権問題研究室、ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIが共催、11月)
・ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン設立記念シンポジウムを大阪で開催(12月)。


2016年(平成28年)
・ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン主催のチャリティーライブ(3月)
・女性への暴力撲滅宣言「ホワイトリボン」提唱者 マイケル・カウフマン氏 来日講演 「デートDVの防止にむけてージェンダーの視点から暴力を読み解く」関西大学(4月)
・女性への暴力撲滅宣言「ホワイトリボン」提唱者 マイケル・カウフマン氏 来日講演 「変容する家族と親密な関係の中の暴力」京都大学(4月)
・女性への暴力撲滅宣言「ホワイトリボン」提唱者 マイケル・カウフマン氏 来日シンポジウム 「一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン設立記念シンポジウム 男性の非暴力宣言2016 in TOKYO」 東京ウイメンズプラザ(5月)
・ファザーリング・ジャパン10周年記念フォーラム「父親が Motto 変われば、社会はもっと変わる!」 (6月)
・Re-Design For Men「男の勉強会@仙台」 始まる (7月)



2017年(平成29年)
・Re-Design For Men「男の勉強会@京都仙台」 始まる (5月)




メンズセンター( Men's Center Japan )が定期的に開催してきた分科会・プロジェクト
(終了したものを含む)
   メンズリブ研究会例会、茶話会、男のコミュニケーション教室、「職場のイジメ」分科会、メディアの男性像プロジェクト、ネットワーク部会、珍々トーク、メンズ・スターディーズ研究会、男の非暴力研究会など